ナチュラルハイツ生活

健康のこと、食事のこと、美容のこと。“生活”や“暮らし”に関することを記録・発信します。

沖縄の焼物“やちむん”で食卓に丁寧を。

ナチュラルハイツ18日目。

食器にこだわりはありますか

食器は毎日手にするものです。
あなたが今使っている食器はあなたの好きなものですか。
今回は沖縄に行ってきた時に、やちむんという沖縄の焼き物に出会ったのでそちらを紹介したいと思います。

“やちむん”とは?

やちむんは沖縄のことばで焼物のことを指します。
沖縄の暮らしに強く根付いており、県外からもやちむんを求めて沢山の観光客が訪れます。

荒焼(あらやち)と上焼(じょうやち)

やちむんにはあらやちとじょうやちという2つのタイプがあります。

あらやち

あらやちは釉薬をかけずに1120度で焼き上げたもの。
装飾はほとんどされません。

じょうやち

じょうやちは白土で化粧がけをしたり、釉薬をかけたもののこと。
こちらは少し高い1200度で焼き上げます。
日用品や食器に多く、やちむんの大半をこちらが占めています。

やちむんはどこで買えるの?

やちむんは沖縄県で主に販売されていますが、県外でも取り扱っているお店があるのでそちらも紹介します。
あなたのおうちの近くにもやちむんがあるかもしれません。

沖縄県

やちむんの里

自然豊かな一つの村のような場所に、独立して工房をしている19の工房が集まる場所。
共同売店やそれぞれの工房でやちむんを販売していて作り手に近い場所でやちむんを購入することができます。

  • 読谷村焼窯共同売店
  • ギャラリー囍屋(きや)
  • 読谷村北窯売店
  • 陶工房ふじ
  • 横田屋窯
  • 宮陶房
  • ギャラリーならまた
    など多数のギャラリーや工房、売店が小さな村のような場所に点在しています。
    駐車場もあるのでゆっくりと時間をかけて回るのも楽しいですよ。
    営業時間やお休みは各工房によって違うので注意が必要です。

壺屋やちむん通り

国際通りからほど近い、やちむんを置いているお店が点在する通りです。
やちむんの里に比べると女の子向けのセレクトショップなどが多く、やちむん初心者向けのものが多い印象です。
ディスプレイが可愛いお店が多く何周もしたくなるような通りです。

国際通り キーストン(鍵石)牧港店

2階建のお店で2階に本当にたくさんのやちむんが並びます。
このお店は扱っている作家さんの多さと23時までという営業時間の長さが旅行客にはもってこいです。
店員さんに尋ねると作家さんのことも教えてくれるので、ゆっくりお話をしながら好きなものを見つけるのも良いですね。

沖縄県

北海道 厚沢部町 ソロソロ窯

臼田季布さんは沖縄で焼物を学び、奥さんのご縁で北海道へ。
廃校になった小中学校の校舎を工房とギャラリーにしています。

住所 北海道桧山郡厚沢部町字清水101-1

東京 うつわのわ田

沖縄でやちむんに惚れ込み、会社を辞めてうつわ屋をオープンした和田明子さん。
ここには生活を豊かにする器が、和田さんの想いと共に大切に並べられています。

住所 東京都世田谷区豪徳寺1-49-2 1F

愛知 沖縄セレクトショップ&カフェ 美ら・琉

愛知県岡崎市にあるセレクトショップ
沖縄気分を存分に味わえる空間で、カフェではぜんざいや35コーヒーなどを提供しています。
お土産コーナーではやちむんを取り扱っています。

住所 愛知県岡崎市庄司田1-8-9

大阪 カモシカ雑貨店

大阪でやちむんを取り扱うお店。
今年は4月に大阪やちむん市も開催し、たくさんのやちむんやガラス製品が並びます。

住所 大阪府高槻市富田丘町6ー14

兵庫県 器 暮らしの道具店 フクギドウ

手になじんで心地いい、民藝の器とニッポンの手仕事を集めた、小さなお店。
沖縄のやちむんはもちろん、沖縄以外の器も取り扱っています。

住所 兵庫県神戸市灘区八幡町3-6-17 六甲ヴィラ1F

兵庫県 器と暮らしの道具店 ハクトヤ

このお店は私が個人的に大好きなお店。
やちむんはもちろん、世界からさまざまな道具たちが集まってきています。 本当に一日中いられます。

住所 兵庫県篠山市河原町121-1

徳島 セレクトショップ 遠近

店主の東尾厚志さんは奥様とともにセレクトショップをオープンしました。
こちらもやちむんはもちろん、長く使えるものがお二人のセンスで大切に並べられています。

住所 徳島県徳島市上八万町樋口266-1

福岡 ブレンド

全国のさまざまなものが集まったお店。
やちむんももちろん置いてあります。

住所 福岡市中央区平尾2-17-21

鹿児島 OGINNA

民芸の器を中心に、全国の手仕事が集まるお店。
やちむんはもちろんその他の県の器や服など衣食住を丁寧にするものたちが集まるお店です。

住所 鹿児島県鹿児島市郡元3-8-13

私が沖縄で買ったやちむんたち

わたしが今回購入したのはこの3つ。
平皿が一翠窯さんのもの。
小皿が工房ことりのさんのものです。
とても悩みました。
だって全部ひとつひとつ味は違うし、毎日使うものです。
全部をひとつひとつ見比べて買いました。
そこも器を買うときの楽しみですね。

また、お店の方とお話をしながらどのような場所でどのような方が作られているのかを聞くと、一層その器にその方の想いが乗って大切なものになるのではないでしょうか。

食卓だとこんな感じ。

大皿の代わりに使ったりしています。
たくさんおかずが乗って嬉しい。

こちらはヨーグルトや煮物などに。

やちむんのお手入れ

やちむんはまず使う前にお米のとぎ汁を鍋に沸かし、その中で20分煮沸させます。
そのまま冷やしておくと目が詰まって汚れが付きづらくなります。
丸二日お水につけておいても同じ効果があるそうです。
また、使う前に5分ほどお水で浸してあげると、これもまた汚れが染み付きづらいようです。

まとめ 食器が変わると食卓が変わる

沖縄のやちむん、どうだったでしょうか。
私も今回始めてやちむんというものを知ったのですが、全部に真心が込められていて、それでいて柔らかくて、虜になってしまいました。
ぜひ沖縄に行った際はやちむんの里や壺屋やちむん通りに立ち寄ってみてください。
待ちきれないよ!なんて方は近くでやちむんを見られる場所を探してみてください。
あなたの食卓に、素敵なお皿が並びますように。